忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2025/05/12

ヒャッコクシティのとあるおじいさんのおはなし。

凍てつく寒さを乗り越えて辿りついた街、ヒャッコクシティ。そこは桃色に光る水晶のような日時計といわれるオブジェで有名な、神秘的な街である。


小説として書き出すとこんな感じなのでしょうね。
プレイ記サボってすいません…笑


ストーリーには関係ない、モブであるとあるおじいさんが家に一人で暮らしています。
みなさんは殿堂入り前におじいさんに会いましたか?
会っているのなら、ポケモンを貸しましたか?
そのポケモンは、ずっと貸したままでしたか?
この条件を満たしていると、ちょっと切ないサイドストーリーが見れます。



都会に暮らすとあるおじいさん。家には独りで住んでいます。
家族に先立たれ、身体も弱く、長時間の活動は困難だとのこと。
わたしははじめての街の民家はとりあえず回る!タイプの人間だったので、そのおじいさんの家に立ち寄るのはごく自然な事でした。
家に入るととても寂しそうに自分の事を語るおじいさん。親身に話を聞くと、弱いポケモンを貸してほしいとの事。交換ではなく、いつでも返してもらう事ができます。
貸してあげるポケモンはレベル5で、序盤で手に入れたものの育てる機会がなかったポケモンを貸してあげる事や、タマゴから卯割れたてのポケモンが対象です。
あまりにもおじいさんが悲しんでいたので、少し考えてボックスを見た結果、鳴き声が美しく人気のあるヤヤコマを貸す事に。
美しい鳴き声と愛らしい容姿で、おじいさんが寂しくないように・・・という思いを抱いて貸すのですが、ヤヤコマはどうやら楽しそうにおじいさんと遊んでいるみたいで、おじいさんも嬉しそうです。
でも、借りているんだ、といっていつでも返そうか?と聞いてきました。
そこでヤヤコマを返してもらう事はできます。でも、それだとまたおじいさんが寂しいのでは?
そう思い、そのままずっとヤヤコマをおじいさんに預ける事にしました。


そしてわたしも遅れて殿堂入りをし、色んな要素を解放。
おじいさんの事は記憶から消えかかっているときでした。
そして先程突然、同じくこのイベントをやっていた妹が、驚いて言ったのです。

「あれ…?おじいさん…?」

声色が不安げだったので、わたしは尋ねました。
「どうしたん?」
彼女は答えました。
「ヒャッコクシティのあのポケモンを貸したおじいさん、ボール残していなくなってる…」
どこ行っちゃったの?と不安げに言う妹の真相を確かめに、わたしも急いでヒャッコクシティに飛びました。嫌な予感がしました。
そして、おじいさんの家に駆け込みました。



そこには、ひとつのモンスターボールと、手紙だけが置かれていました。
おじいさんの姿は、どこにも見当たりませんでした。

更にその手紙には、こう書かれていました。

『きみと ヤヤコマの 優しさで 最後まで 笑って 暮らせたよ』

『身勝手だが ヤヤコマの世話をお願いします』

『そして すいせいのかけらは 気持ちです。遠慮せずに 受け取ってください 』


おじいさんは身体がとても弱かった。家族に先立たれて寂しそうだった。
手紙には、「最後まで笑って」と書いてあった。
もしかして、おじいさんは。


安否についての真相は、曖昧になったままで明確な答えはありません。
漢字変換を上手に使って、真相を直接示さなかったゲームフリーク。
子どもにはわからない、大人の寂しさ。



切なくて、涙が溢れました。
とても鼻が熱くなりました。



あなたは殿堂入り前に、ヒャッコクシティのおじいさんに出会いましたか?
出会ったなら、ポケモンを貸しましたか?
殿堂入りしたのなら、そのポケモンは貸したままですか?


この条件を満たしている方へ。
おじいさんの物語を見届けに、ヒャッコクシティへ行ってみてください。

PR

2013/10/19 レポート

プロフィール
 
HN:
ひわ
性別:
非公開
 
 
カテゴリー
 
 
 
最新記事
 
(10/19)
(10/13)
(10/13)
(10/13)
(10/11)
 
 
RSS
 
 
 
リンク
 
 
 
P R